本物の沈香の判別方法 御数珠編 

以前に書いた沈香の本物 偽物の見分け方の記事の続きになります。

沈香のお数珠

沈香とは、東南アジアに生息するジンチョウゲ科 アキラリア属の木の傷口などを修復しようとする樹脂がバクテリアなどにより変化したその部分だけを指します。

つまり変化していない部分はたたの木も同然です。

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ベトナムの職人が削っている写真ですが、赤い丸のところは沈香で、青い丸の白っぽい色のところは沈香化していないところです。

偽物のほとんどは、この色の白い場所に色と香りを付けています。

そしてこちらが本物の沈香の玉です。

拡大すると、

こん様な質感が本物に沈香の数珠玉になります。

こちらは偽物の写真です。

別のタイプの偽物の沈香数珠です、

拡大図です。

このようになっています。

色が均一に黒いのと、変な光沢があるのが特徴です。

恐らく、質の悪い沈香に沈香油を塗りこんで作成しています。

ですので、異様に色が黒いことと、強烈な香りがします。

本来、沈香のお数珠は、かなり質良いものしか香りはしません。

熱することにより香りがする木ですので、上質なものでも、ほんのりと香りがするぐらいです。

また、偽物は香りつけをしているので、時間が立てば強烈な香りが無くなって行きますので、最後には香りが無くなります。

①強烈な香りがする②光沢がある 沈香は要注意してください。

※写真の偽物沈香のブレスはベトナムでも露店で販売していて、日本円で1万円~2万円ぐらいの相場になります。

沈香 注意点

ただ、一応沈香の木に香りを付けているとは思うので、正確には完全に偽物というわけではありません。

また、最後に沈香の原木を、上質なものに見せる為に火で炙って油を出している場合の紹介をします。

偽物というわけではありませんが、、表面の色と油を強く出して上質なものに見せようとしたいる品です。

異常に油が出ている場合もご注意下さい。