瀬戸内海に浮かぶ香川県の小豆島は、アートやオリーブで知られる島です。
その島の中に、妖怪をモチーフにした「妖怪美術館」があります。
妖怪画家・柳生忠平氏が館長をつとめる妖怪美術館は、古くから日本に伝わる伝承妖怪から、現代社会をモチーフにしたオリジナル妖怪まで幅広い作品が展示されています。
この美術館から香る、妖怪の香り(反魂香)を調合しました。
反魂香とは
反魂香とは、焚くとその煙の中に死者の姿が現れるという伝説上のお香です。
日本では、歌舞伎の演目本朝廿四孝で登場することや、武田信玄の息子である武田勝頼が亡くなった後に許婚の八重垣姫が焚いた記録や、落語でも登場します。
また、中国長安では、昔に疫病が大流行した際に献上された反魂香を焚いたところ、宮中の病者が直ちに起き上がり、疫死して3日と立たない者は生き返ったという不思議な記録もあります。
香川県にお越しの際は、是非妖怪美術館に行って見て下さい。http://meipam.net/museum-2/
色々な妖怪施設がありますが、私のおススメは巨大妖怪天井画(モノノケマンダラ)です。
暗闇和室の中で暫くいると、目が慣れてきて、壁に描かれた妖怪が見える幻想的な場所です。