大阪関西万博 EXPO2025の5月15日のイベントで、ブッダ不動産を運営している石田奈津子さんが出店・登壇をしました。
石田さんがアジア太平洋研究所にてリサーチャーとして、取り組んできた『都市と農村を「食と農」でつなぐコミュニティモデル』や、萬福寺での寺カフェ茶庭での取組の発表です。
この時に、和歌山の農家からご提供して頂いた檸檬と甘草を活用した文香を作り、配布されました。

文香とは、平安時代発祥のお香です。
当時は恋愛文化が盛んな為に、恋文を頻繁に書いておりました。
愛しい方の為に香りを作り、恋文に同封する事で文に香りが移り、香りと想いを届けるお香です。
現代的な使用方法では、名刺入れやお財布や箪笥に入れる事により、紙や布に香りが移ります。
今回農家の方から頂いた甘草は、砂糖の100倍の甘み成分を有している生薬です。
白檀やシナモンなどに甘草も調合する事で植物本来の甘みを引き出し、檸檬で爽やかな香り付けをした文香になります。
大阪関西万博という場所で、世界に香りのご縁が発信された事を嬉しく思います。
石田奈津子

石田さんは大阪の自坊でカフェ茶庭の運営をしており、Bricoleuse(ブリコルーズ)・ブッダ不動産の代表でもあります。
石田さん自身が400年続くお寺出身である事から、現代のお寺の在り方に疑問を持ち、お寺を昔の様に人と人とを繋ぐコミュニティの中心になる活動をされています。
後継者がいない為に事業が継続できない、空き家の管理に困っている、過疎が進んでいるなど、現代の様々な悩みは、お寺さんに話を聞いてもらったり、相談される方も多くいます。
だからこそ、各地のお寺と一緒になって、その土地で引き継ぎたい場所やモノを新しい形に生まれ変わらせる様々なプロジェクトを行なっております。
ブッダ不動産活動事例



地域やコミュニティで守られ引き継がれてきた家、店、仕事などが後継者不足などの問題で消えてしまう前に、新しい命を吹き込むプロジェクトです。
空き家の活用法・お寺でカフェを開設したい・幼稚園やイベントの運営など、お困りの事がございましたら、是非相談してみて下さい。
※下記U R L ブッダ不動産HP