花手水で彩られた【花】をお香の原料として活用する初の試み
お香の原料は白檀、シナモンなど海外生産の植物が多く、日本で採れる原料は殆どありません。
現在の社会情勢を考えると、今後は日本国内生産の原料植物を探す必要性もあると考え、花手水の際に大量に彩るお花を原料として活用できないかと試みました。
花を時間をかけて自然乾燥させ、花びらを手作業で一枚一枚取った後、より細かく刻み、従来の原料植物と調合する事により香りを仕上げております。



まずはお花を花手水として楽しみ、ドライフラワーとして楽しみ、最後は香りとして3度楽しむ事ができます。
日本の四季を演出する花手水を、お参りの方のご家族ご親戚、お知り合いの方にも四季を感じて頂ける様に、お持ち帰り頂ける文香として仕上げました。
過ぎ去った季節を感じる優しく可憐な香りの文香です。
文香【花手水】
香川県善通寺市にある四国八十八箇所霊場第73番札所【出釈迦寺】にて2025年7月1日より販売を開始します。
文香とは、名刺入れ・お財布・洋服箪笥などに同封する事により紙や布に香りを移すお香です。
平安時代に貴族の方々が、愛しい方の香りを作り、恋文に同封していた事が発祥のお香です。
香りの持続期間は、名刺入れ・お財布に同封した場合は、約4ヶ月です。 箪笥の中ですと一年以上持続します。(使用環境の風通しにより変化します)
境内に彩る芽生えの加護を授かりし文香を、是非お楽しみください。