広島県の圓明寺様からのご依頼にて、大蔵経にもある経典に記載されていたお香を調べて現代に再現させて頂きました。
最初は古い御堂から漂う香りがするのですが、時間経過とともに驚くほどに甘露な香りに変わる不思議なお香です。
御経典から再現
圓明寺の御本尊である如意輪観世音菩薩に関する御経典に、お香の材料や功徳について説かれていましたので、それを元に再現しました。
白檀・麝香・牛黄等のとある原料での調合することにより、みな大いなるよろこびの心を生じ和合して〜と書かれています。
下記は御住職様からのお言葉です。
名前の「阿伽陀」は経題からそのまま引用いたしました。agadaの音写で、不死薬・健康などと訳せ、毒や、病を取り去ると言う意味から解毒薬と言うのが一般的かも知れません。香の効能はもちろんの事、朝晩とゆったりした時間をあえて取ることにより、心身を日頃のストレス等から解放し、まさに病を遠ざける助けになることでしょう。長々と書き連ねましたが、最後に重ねてこの度阿伽陀香復元に有縁の方にはこの場をお借りして心より感謝申し上げます。
ご縁をありがとうございます。