大切な掛軸の維持問題
日本の寺院には数多くの歴史的価値のある掛軸があります。
しかし、古い掛軸は防犯上の問題で公開されていなかったり、掛軸を外に持ち出すことは劣化破損にも繋がります。 一度劣化破損してしまえば、貴重な掛軸は失われてしまいます。
また、野外展示の時などに持ち出すことは不可能です。
これらの問題を解決する為に、掛軸をスキャニング・データ化し持出用テント生地に新しく作成する企画となります。
掛軸保存企画進行
まず掛軸をお預かりしてスキャニングしデータ化します。
汚れている場合はシミ抜きをして、そのままの状態を超高解像度でスキャンしますので、大きな生地に印刷をしても綺麗に仕上がります。
またデータ化を行う事により、大切な掛軸を保存する事ができます。
万が一、長期保存による劣化や破損などのトラブルや虫喰い・盗難・紛失があった場合にも掛軸の詳細を残す事ができます。
データ化した掛軸を持出スクロール機材に印刷します。
機材は2種類あり、①室内片面用と②野外両面用途が選択できます。
持出用テント生地スクロール掛軸に印刷
スキャニングした掛軸を寸法(縦200cm✖️横85cm)のテント生地片面に印刷を行います。
こちらは室内用になりますので、強い風 が吹くと倒れる場合があります。
本体のスクロール機材にスタンド棒が付属しておりますので、スタンド棒をまず立て、スクロールを伸ばし上部を棒に引っ掛けると完成します。
約3〜5分ほどで完了します。
機材一式は、このような持ち運びバッグに全て収まりますので、簡単に持ち運びができます。
②野外用テント生地スクロール掛軸
スキャニングした掛軸を寸法(縦200cm✖️横85cm)のテント生地両面に印刷を行います。
こちらは野外用になりますので、強い風 が吹いた場合でも倒れにくい仕様です。
本体写真右上部にあるキャップを開けると水を入れる事が出来ますので、重量が増す事により野外でも掛軸が倒れる心配が無くなります。
この様に二箇所スクロールで伸ばすことが出来、スタンド棒最上部に引っ掛ける事により完成します。
野外用両面印刷タイプにも専用バッグは付属しておりますので、簡単に持ち運びが出来ます。
お問い合わせ
作成費用は掛軸の大きさ・劣化状態などにより異なります。
費用の詳細が知りたい方はお問い合わせ下さい。
①室内用テント生地スクロール掛軸