平安時代の御香で漉いた特殊和紙【香紙切】を【千年香紙】として現代に再現

紙は人の歴史・文明・文化等の全てに関連性があります。

想い・記憶・歴史を千年後まで伝える為の企画になります。

香紙切とは

香紙切(こうしぎれ)とは、平安時代の11世紀末〜12世紀初頃に貴族間で歌集の書写に用いられた和紙です。

紙漉きの過程で、防虫効果のある丁子で染めた和紙である事から(香紙切)の名称になったと云われています。

香紙切は、約1千年を経た現在でも全国各地に90葉(90枚)残されています。

また防虫効果と耐久性が強い事から、古来より写経用紙としても使われていたそうです。

千年香紙とは

千年香紙(せんねんこうし)とは平安時代の香紙切の技術を、合香師(岩佐一史)と和紙職人(大西満王)により、現代版に復興した株式会社一オリジナルの手漉き和紙です。

防虫効果と芳香を漂わせる手漉き和紙となります。

当時の製法ではそれほど強い香リは出なかった為に研鑽を重ね、和紙にオリジナルの香りを加える事も可能となっております。

寺院・仏像の制作・修繕時の木材端材や、落葉した葉を和紙の原料とする事もできます。

紙自体に印刷も出来ますので、名刺・色紙・お札・御朱印など様々な用途でご使用頂けます。

※こちらは千年香紙と通常紙の上にお菓子を置き、蟻で実験した時の映像になります。

作成事例 京都 因幡堂(平等寺)

がん封じとして有名な京都下京区にある寺院(因幡堂)様の本堂山門修繕時に端材となった部分を原材料に混ぜて、千年香紙を作成させて頂きました。

修復記念御礼としての配布や、お礼状の紙としてご使用して頂きました。

因幡堂様は現在注目を集めているお寺でもありまして、2022年より授与開始しているオリジナルの無病息災のお守りは、月2千体の用意でも需要が追い付かない程になっております。
京都にお越しの際は是非お立ち寄り下さい。 因幡堂(平等寺)

手漉き和紙職人 大西満王

この特殊な和紙を共に現代に蘇らせたのは、多羅福來和紙の代表、手漉き和紙職人の大西満王氏です。

愛媛県四国中央市に生まれ、中学1年から書道を習い始め、高校時代には「書道パフォーマンス甲子園」にも出場しております

書道に欠かせない紙の製造に興味を持ち、愛媛大学で基礎から最新技術まで紙のあらゆることを学び、その中で地元四国中央市に手漉き和紙職人がわずか2人しか残っておらず、後継者もいないことを知ったそうです。

そこで、ここ四国中央市であれば紙の原料調達から販売まで一貫してできる、そして若い紙漉き職人を応援してくれる方が多いという理由から、市内(新宮町馬立)に自身で手漉き和紙の工房を創業した手漉き和紙職人です。

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