イサム・ノグチが死の直前まで訪れた普門院の讃岐さくら香

普門院金剛寺とは

法性山普門院金剛寺は、香川県さぬき市の御室派寺院です。

本堂や応接間、玄関にはイサム・ノグチの和紙と竹の照明器具である(あかり)が灯され、レコードを楽しむスペースもあり、ノスタルジックな雰囲気が漂う寺院です。

実は前住職の(故)岡田泰弘さんと世界的彫刻家であるイサム・ノグチと交流があり、度々お寺に訪れたり、アトリエに招いて食事をしたりと二人とも音楽が好きだったことから、一緒にレコードを聞いて過ごしてもいたそうです。

二人の会話の中で、住職が「先生もお年ですから、いずれ肉体も滅ぶと思いますが、その時は私の目が黒い間は拝んであげますよ」と言ったことがあり、それを覚えていたのか、88年11月に「普門院さん、私が死んだら拝んでくれる?」とイサム・ノグチが尋ねてきて、「私で良ければ生きている間は命をかけて拝みます」を答えたそうです。

その1ヶ月半後にイサム・ノグチはニューヨークで84年の生涯を閉じました。

その後、泰弘住職は毎朝お経を上げました。その思いは現住職の岡田弘道が引き継いでいます。

2021年朝日新聞 記事

讃岐 さくら香 SAKURAKOU INCENSE

普門院の亡き前住職が御室桜が好きだったことから、桜の香りを追求して生まれたのが【讃岐 さくら香】です。
日本人の品格を表すシンボルとされる桜ですが、その花言葉には、(精神美)(純潔)そして、私を忘れないでという意味があります。
優雅な花を咲かせますが、3日としないうちに散ってしまうことから、世の中や人の一生にも例えられます。

讃岐さくら香は火を着けると、桜吹雪の中でいるような、優雅で甘い香りが広がる高級お香です。
最高級の白檀などの植物で調合しています。
お部屋用やお仏壇用の両方で使用可能です。

さくら香は普門院にて入手できます。

普門院 アクセス

〒769-2101
香川県さぬき市志度1097
TEL 087-894-0239