京都市下京区、烏丸通から少し入った場所に佇む「因幡堂 平等寺」。
「因幡薬師」の名でも親しまれる歴史あるお寺で、ご本尊の薬師如来立像は国の重要文化財に指定されています。古くから病気平癒の信仰を集め、現在では特に「がん封じ」のお薬師さまとして、多くの方がお参りされています。
そんな因幡堂には、もう一つよく知られている顔があります。
それが、境内で暮らす猫たちです。
因幡堂の人気者「チョビ」

なかでも有名なのが、地域猫の「チョビ」。
チョビはもともと、10年ほど前から因幡堂に姿を見せるようになった地域猫でした。当初は気が強く、ご飯をもらう時だけお寺にやって来ていたそうですが、長い時間をかけて少しずつご住職との距離が縮まっていきました。
今では、ご住職の姿を見つけるとそばへ寄っていき、境内を歩けば後ろからついて回るほど。
因幡堂では「無病」にかけた「六猫(むびょう)守」が授与されているほか、地域の保護猫活動を応援する「六猫市」も開催されるなど、猫とのご縁を大切にされています。
猫とのご縁から生まれた文香「清香」
そんな因幡堂ならではの、新しい香りとして誕生したのが文香 「清香」 です。
お財布や名刺入れ、手帳、お手紙などに忍ばせておくことで、開いた瞬間にふわりと香りを楽しむことができます。
「清香」では、猫とのご縁を香りでも表現するため、調合原料の一つとしてキャットニップを使用しています。
猫が好むハーブ「キャットニップ」とは
キャットニップは、学名を Nepeta cataria(ネペタ・カタリア) といい、シソ科の植物です。
英語で「catnip」と呼ばれるように、古くから猫が好む植物として知られています。
キャットニップに含まれる「ネペタラクトン」という芳香成分に反応する猫では、匂いを嗅いだり、頬をこすりつけたり、体を転がしたりといった独特の行動が見られることがあります。
「清香」では、このキャットニップを中心に、様々な香原料を組み合わせ、どこか懐かしく、やわらかで落ち着きのある香りへと調えています。
ただ猫を描いた文香というだけではなく、猫と深いご縁を持つ因幡堂だからこそ、香りの原料にも“猫とのつながり”を持たせたい。
そんな思いを込めた調合です。 ※「清香」猫の食用ではございません
香りとともに、因幡堂の猫たちを身近に
長い歴史の中で人々の病気平癒を願い続けてきた因幡堂。
その境内で、人と猫がゆっくりと信頼関係を築きながら暮らしています。
チョビをはじめとする猫たちの愛らしさと、因幡堂の穏やかな空気を、小さな一枚の文香に込めた「清香」。
お財布や手帳、名刺入れなどにそっと忍ばせ、ふとした瞬間に広がる香りとともに、京都・因幡堂の情景を感じていただければ幸いです。










