神社の檜扇の修理

檜扇の修理をさせて頂きました。

檜扇とは、平安時代から宮中で用いられてきた木製の扇です。

檜の薄板を重ねて綴じた優雅な装飾が特徴です。

もともとは貴族や女官、神職たちが身分や格式を表すために使用しており、特に女房装束をまとう女性たちの必需品とされました。

現在でも、皇室の儀式や神社の巫女舞や舞楽などで使われ、日本の伝統と美意識を今に伝える貴重な道具です。