香積寺とは
香積寺は、大同四年に弘法大師様によって創建されました。
正式名は(瑠璃山 医王院 香積寺)です。
また隻手薬師(かたでやくし)とも呼ばれています。
隻手薬師と呼ばれる由来は、創建当時に手の悪い人が仕事が出来ず、一方の手だけで薬師如来を拝んでいたら一方の手が治り、また再び仕事をすることが出来るようになり(片手で拝んでも御利益を頂ける)と云うところから、いつの間にか隻手薬師と呼ばれるようなりました。
※本尊隻手薬師は秘佛となりますので今日まで御開帳されたことはありません。
張子大師とは
張子大師はお大師職のお母様の手紙と弟子達の写経によって造られた日本に一つしかない特別な御仏像です。
昭和五十六年に京都 世界遺産 真言宗総本山 東寺より勧請されました。
張子大師は奥の院にお祠りされ、毎年二月の節分の日に御開帳され参拝することが出来ます。
普段は秘仏の為に見ることはできません。
そのお姿を【御前立ち】として掛け軸に描かせて頂き、原寸大の大きさに加工し厨子の前に安置させて頂いております。
秘仏を拝見したい参拝者の方は多いと思いますので、せめてもの近いお姿をお見せできればと思い始めた試みです。
※秘仏とは平常公開されない仏像(秘仏)の厨子(ずし)の前に身代りとして安置され,礼拝者にその尊容をしのばせる仏像のことです。
香積寺の様々な行事 厄除けの節分祭
こちらはテレビ愛媛で放送された香積寺の節分祭です。
節分祭は地方により様々な風習がありますが、東温市 香積寺の節分祭は非常に興味深いです。
豆ではなく病封じの為にコンニャクを食べます
通常、節分と言えば福豆ですが香積寺の節分では【病封じのコンニャク】が売られています。
コンニャクは昔では(胃のほうき)とも呼ばれていたそうで、お腹の中を綺麗にする為に節分や大晦日にコンニャクを食べる習慣が残っています。
鬼が割る厄除けの祈願カワラケ
特に有名なのが祈願カワラケです。
仏様が鬼の姿となり、瓦を割る事により厄を落とします。
詳しくはこちらをご覧下さい →香積寺の節分祭
香積寺の祈願
また香積寺は【伊予十三佛霊場 第七番札所】 【伊予十二薬師霊場 第六番札所】 【新四国曼荼羅霊場 第四十六番札所】でもあります。
家内安全・身体健全・病気平癒・厄除け・安産などの各種祈願、また水子供養などのご供養事を行っております。
人生には節目が何度か訪れ、それを人間の「厄年」と言います。
厄を法力によってのがれるのが、厄除祈願となります。
香積寺だけで入手可能なお香
香積寺ではオリジナルお香【塗香 薬師敬心香】と【お清め塗香水 薬師敬心香】を入手することができます。
健康の仏様でもある薬師如来を祀る香積寺と愛媛県の漢方薬局鈴木薬局と当社の共同で開発したお香です。
自律神経を安定させたり、リラックスさせたりする漢方が原料となっている特殊なお香です。
香積寺アクセス
住所 〒791-0212 愛媛県東温市田窪1504
TEL 089-964-2264