文香とは、平安時代が起源となるお香です。
平安時代は恋愛が盛んな時代であり、当時のやりとりは恋文が主流でした。
愛しき方の香りを作り、恋文に同封する事により、想いを香りと共に届けるお香です。
文香の現代の使い方
文香は常温で香るお香であり、同封している紙や布に仄かに香りを付ける事ができます。
名刺入れに入れると名刺に香りが付き、お財布に入れるとお札に香りが付きます。
また防虫効果を持たせる事ができ、洋服ダンスにも使用できます。
企業のノベルティや歌手・キャラクターのグッズとしても最適です。
文香の形状
文香は、小ロットでオリジナルの香りの調合ができます。
名刺より少し小さいサイズの封筒型を当社では推奨しております。
両面カラー印刷が可能なので様々な情報を書き込む事ができ、文香を透明OPP袋に入れた状態でご提供しますので、透明OPPを開封しなければ数年間は香りが持続します。
この封筒の中に、古来から伝わるお香の原料植物(約5種類以上)を刻んで調合したチップが入っております。
※非常に少ない個数で作成する場合は、上記写真左の様な白和紙封筒にスタンプを押す仕様になります。
紙自体が香る文香(千年香紙)
紙自体に強い香りを付けた文香を作成する事もできます。
平安時代の11世紀末〜12世紀初頃に貴族間で歌集の書写に用いられた香紙切という和紙を現代に再現した紙です。
この和紙は、お香原料でもある丁子という植物で和紙を漉く事により、紙に防虫効果を持たせます。
香りを自由に付ける事ができ、印刷対応や紙の厚さ調整・裁断もできますので、ご要望に応じて作成する事ができます。
こちらは徳川美術館の企画で採用された刀剣文香になります。
千年香紙にさらに椿の香りを加え、印刷・カットした文香となります。
千年香紙の詳細はこちらをご参考下さい。
千年香紙について