大茴香の徹底解説

大茴香は、漢方薬というよりも薬膳として薬膳の香辛料として配合されることが多いです。

中華料理を作る上で欠かせない香辛料「五香粉」の一味にもなっています。

五香粉は「大茴香」「花椒」「胡麻」「桂皮」「陳皮」の5味からなっています。

日本では食品として分類されるので商品メーカーも販売していて「ハウス食品製造」の説明書には「甘い香りを持つ東洋のスパイスです。豚肉や川魚の臭みを消すので、中国料理には、欠かせません。豚の角煮、魚の揚げ物、杏仁豆腐のシロップの香り着けなどに使います。

香りが強いので、小片1~2片でよい、とも書かれています。

薬用で使う場合には芳香性健胃薬、鎮痛剤、駆風剤、腹部膨張、嘔吐などに効果があるとされます。また日本薬局方においては、胃腸薬の原料としてよく使われるウイキョウ油の原料に規定されており、胃腸の働きを調える香りの強い芳香性健胃薬として使われています。

解説協力 愛媛四国中央市 鈴木薬局 http://www.suzuki-sizenyaku.com/