龍涎香の解説・見分け方・世界の発見事例

龍涎香はマッコウクジラ(抹香鯨)から採れる⁉︎

龍涎香とは、マッコウクジラ(抹香鯨)の体内に生じる一種の分泌物です。

古来にはその正体は判明していなかったので、蜜蜂の巣が海に落ちて変化したモノや、空を飛んでいる龍が海に涎を落とし固まったものなど様々な説がありました。

上質な龍涎香にはイカやタコの嘴が含まれている事が多いから、マッコウクジラが深海で食べた軟体動物と鯨の成分が結合して生じると云われています。

正式にはまだ解明されていません。

マッコウクジラの名前の由来は、鯨の体内からお香が採れ、また古い粉末上のお香は(抹香)と呼ばれる事から和名で抹香鯨となったそうです。

別名をアンバル・アンバーグリスとも呼びます。

龍涎香の香り

龍涎香は一見岩の様な外見をしており、最良品は黒白色をしています。

黒色と白色のバランスが良いほど質の良い龍涎香となります。

古来アラビアの伝承によると、龍涎香はお香・媚薬・薬など様々な処で活用されていました。

相愛の男女に龍涎香入の珈琲を飲ませ、刺激を与えてから沈香・麝香・龍涎香を混ぜた香油で室内を満たすと、二人を恍惚の境に誘い込んだそうです。

またその香りは、切ない恋を囁く佳人の体臭に他ならないとも表現されていました。

龍涎香の見分け方

龍涎香は一見はただの岩ですが、熱で溶けやすい性質があります。

少し軽い妙な岩があったら、火で炙った針を刺し、針がすっと入れば龍涎香という見分け方があります。

つまり熱して溶けて香る岩が見つかれば龍涎香の可能性が高いです。

日本の海岸でも発見事例はあり、沖縄・和歌山・静岡など様々な地域で発見事例があります。

もし発見できれば、大きさと質により数百万〜数億円で取引されます。 

※但しプラスチックが海で変化したモノを間違えられる事が大変多いです。

このブログの最後に世界の発見事例を記載しておきます。

龍涎香のお線香

龍涎香の香り成分で、宮島弥山大聖院のお香【龍涎香】を開発し、2025年2月よりお寺で販売開始しております。

大聖院オンラインショップでも販売しておりますので、お寺まで行かなくても手軽にオンライン購入できます。

大聖院オンラインショップ 龍涎香

販売価格は約65本入で上代2000円となります。

世界の発見事例 
2021年タイでの龍涎香

タイ南部の海辺を散歩していたシリポーンさんが発見。

重量は7キロほどで推定価格2700万円だそうです。

2020年 タイの漁師

同じくタイの漁師ナリス・スワンナサンさんが海岸を歩いていて見つけました。

重量は約100キロ 推定価格は3億4000万だそうです。

2019年 タイ ビーチクリーン中に

タイの南部にあるビーチにてリサイクル可能な廃棄物を探している最中に発見しました。

重量は16キロ 推定価格は7800万相当だそうです。

2016年イギリス

イギリス北西部に位置するランカシャー州のミドルトン海岸にて、ウィリアムさんとアンジェラさんが散歩中に腐った魚のよう臭いを感じ、発見したそうです。

重量は1.57kg。推定価格は800万円だそうです。

1899年沖縄

1899年8月に沖縄県名護市の東江海岸に龍糞(りゅうふん)が打ち上がるという記事があったそうです。 

また、日本では土佐・三輪崎・熊野・平戸・屋久島・沖縄にて過去にも発見事例があるそうです。