木村重成とは
木村重成とは、1615年の大坂夏の陣で討ち死にした戦国武将です。
立ち振る舞いや礼儀作法や言動も良く、武士道に長けた貴公子であり、天下人となった徳川家康が稀代の勇士として感心した程です。
木村重成は、大坂夏の陣では、豊臣勢主力として長宗我部盛親と共に八尾・若江方面に出陣しました。
そして若江に進軍してきた藤堂高虎を奇襲によって破りますが、井伊直孝の軍勢と激戦となり、最後は家来の制止を振り切って槍を取ると突撃し、享年23歳にて討死したとされています。
生首から沈香の香りが
木村重成が討ち取られた後、その首が徳川家康の元に届けられます。
その時の様子が、東京都立中央図書館特別文庫室所蔵の(神君大坂御勝利首実検之図)に描かれています。
右側の家康をよく見ると、扇で仰いでいる様にも見えます。
実は、木村重成の髪から沈香の香りがしたそうなんです。
恐らくは、自分の死を覚悟していたので、死後の嗜みとして、血の香りではなく香の香りを漂わせていたのではないでしょうか。
この様なこともあり、家康は木村重成を稀代の武士として称えたそうです。