文香とは、平安時代が起源となるお香です。
平安時代は恋愛が盛んな時代であり、当時のやりとりは恋文が主流でした。
愛しき方の香りを作り、恋文に同封する事により、香りと想いを伝えていたお香です。
文香の現代の使い方
文香は常温で香るお香であり、同封している紙や布に、清めの香りを付ける事ができます。
名刺入れに入れると名刺に香りが移り、お財布に入れるとお札が香ります。
また防虫効果を持たせる事ができ、洋服ダンスにも使用できます。
企業のノベルティや歌手・キャラクターのグッズとしても最適です。
オリジナルの文香


上記写真は、調合した原料を封筒型特殊和紙で包んだ形状の文香になります。
全面フルカラー印刷に対応しており、寸法は名刺サイズになります。
文香を透明OPP袋に入れた状態でのご提供になりますので、透明袋から開封しなければ香りは数年間は持続します。
透明袋から出して使用を開始すると、名刺入れ同封の場合は約半年、洋服箪笥の場合は約1年間ですが、使用環境により香り持続時間は変化します。
オリジナル文香作成事例



・お寺で彩られた花を再活用した四国霊場第73番札所 出釈迦寺の文香
・大阪関西万博で配布された、和歌山県産の檸檬・甘松で調合した文香

低予算で作成する場合には、上記写真の様な白色の特殊和紙にスタンプ等を押す方法もございます。
紙自体が香る文香(千年香紙)

紙自体に強い香りを付けた文香を作成する事もできます。
平安時代の11世紀末〜12世紀初頃に貴族間で歌集の書写に用いられた香紙切という和紙を現代に再現した紙です。
この和紙は、お香原料でもある丁子という植物で和紙を漉く事により、紙に防虫効果を持たせます。
香りを自由に付ける事ができ、印刷対応や紙の厚さ調整・裁断もできますので、ご要望に応じて作成する事ができます。
