御香で睡眠学習の効率がアップする

古来中国では言葉で歴史を伝えていた時代に

伝える歴史の内容によって御香を使い分け、香りと記憶を定着させていたというお話を聞いたことがあります。

香りと記憶の結びつきを、学習に活かせるかという実験を、ドイツのアルベルト・ルートヴィ大学フライブルクの研究チームが発表しています。

香りと睡眠学習

人間は、睡眠中に覚醒時の記憶(出来事)を改善すると云われていますので、睡眠時に言語学習用の音楽を流すことにより、言語の習得には効果的であるという研究結果は発表されていました。
※この時の研究は、スイスのベルン大学になります。

アルベルト・ルートヴィ大学フライブルクの研究チームは、記憶は寝ている時に定着しやすいという研究に基づき、語学学習と同日の睡眠時に香りを嗅がせることにより、実験を行いました。

実験は下記の4パターンで行います。

(学習時・睡眠時・単語テスト時に香り無し)

(学習時・単語テスト時のみ香りを嗅ぐ)

(学習時・睡眠時のみ香りを嗅ぐ)

(学習時・睡眠時・単語テスト時に香りを嗅ぐ)

この研究の結果は、学習時と睡眠時に香りを嗅いた場合・単語テストの回答率が30パーセント向上したそうです。

つまり記憶系の学習であるならば、学習時と睡眠時に同じ香りの御香を焚くことにより、学習効率が向上する可能性が高いということではないでしょうか。