御仏壇は近年小型化が進み、家具に近いデザインが増えています。
住宅の事情でこのようなサイズ、形のものが多いですね。
しかし、古き良さを遺しつつ現代に合わせた御仏壇も必要ではないかと思い、お仏壇の起原について調べてみました。
日本最古のお仏壇
日本で最も古いお仏壇は玉虫厨子(たまむしのずし)とされています。
玉虫厨は奈良県斑鳩町の法隆寺が所蔵する飛鳥時代の仏教工芸品です。
装飾に玉虫の羽を使用していることからこの名前になったそうです。
そして、世界で最も古い拝んでいる最も古い記録はこちらになります。
エーラパトラ龍王の礼仏というシュンガ時代の壁画です。
こちらの壁画が仏教のもっとも古い拝んでいる記録だそうです。
仏像ではなく木を拝んでいますね。
当時は、偶像崇拝よりも法を実践する方が大事としていたので、お仏像・お仏壇の様なものはありませんでした。
しかし、何か拝む対象が欲しいということで、お釈迦様の代わりに木を拝んでいたそうです。
恐らくこの木は菩提樹ではないでしょうか。
その時の記録がこの壁画です。
仏龕
そして、この時代には仏像、位牌などの仏教における尊崇対象を安置するための厨子や
壁画、石窟の内壁などの石窟全体を仏龕と呼んでいたそうです。