信霊香とは
焚くことにより、猛獣を払い戦争を疫病を免れる漢明帝の時代のお香です。
下記が中国の書物に書かれた信霊香の物語になります。
燕済という皇族が三香山という洞窟で修道をしていました。
しかし、猛獣と毒蛇が頻繁に邪魔をしにくるので非常に困り、一旦街に降りました。
街にて、とある道士にこのお話をすると、その道士が、私は世の中の人間を苦難から救い道教の真髄を得て天界に上がることができるお香を持っていると言い、その不思議なお香を燕済に渡しました。
燕済は洞窟に戻り、そのお香を焚くと猛獣が逃げ出したそうです。
またある日、道士が雲に乗り天界から降りてきて、洞窟の石壁に作り方を刻んだそうです。
このお香と焚くと、天界と地獄の扉が開かれ、神霊と通じることができ、山の猛獣を追い払うことができ、戦争を疫病を免れることができ、時には雨を降らせることができたとされている霊験あらたかな中国の古いお香です。